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テレビが終わる日? 乃木坂46時間TVにみるテレビ番組制作の変革

タグ:テレビ 乃木坂46  投稿:2018年03月24日
昨日、ニコニコ生放送の中でたまたま目に入った番組に『乃木坂46時間TV』(23日19時から25日17時まで放送)というものがあり、これは何日か前からAbemaTVでCMしている番組と同じような気がしたので調べてみると、なんと以下の6つのネットサービスで同時配信していることがわかりました。

ニコニコ生放送
AbemaTV
You Tube
LINE LIVE
SHOWROOM
楽天TV

この6サイト同時配信という事実を知って、私はテレビが大きく変わらざるを得ない状況に来ていると感じました。
今までも、ネットの放送が大きな話題になったことはあります。
近年では、
・亀田興毅に勝ったら1000万円
・元SMAPメンバーの72時間テレビ
などがAbemaTVで放送・配信され大きな話題となりました。
しかしこれは、AbemaTVがプロモーション活動をかねて、赤字覚悟で制作した番組という色合いが強かったかと思います。(AbemaTVについては言いたいことがあるので、別途記事を書く予定)
しかし、今回の『乃木坂46時間TV』は6つサイトで同時配信し、見る側はどこで見てもいいわけですから、ネットサービスが赤字覚悟でプロモーションを行ったとは言えません。

こんな『乃木坂46時間TV』ですが、24日日のゴールデンタイム帯にYou Tubeで8万人ほどの人が同時視聴していました。(You Tube限定企画前)
現在、テレビの視聴率は1%で100万人近くの人が見ていると言われていますが、You TubeのLIVE放送は、テレビのリアルタイム視聴率と同じように30秒毎に同時視聴者数を表示するので、視聴率との比較がしやすくなります。(You Tube以外のサイトは累計視聴者数だったり累計視聴数しか発表していない)
You Tubeにおける8万人の同時視聴は、テレビの0.1%程度の視聴率に相当しますが、当然、『乃木坂46時間TV』はYou Tube以外で見ている人もいるわけですから、実際にはもっと多くの人が番組を見ていたことでしょう。
この視聴数はテレビに比べまだまだ少ないですが、テレビに取って代わる可能性は十分感じるます。(ちなみに一昨日最終回だった『とんねるずのみなさんのおかげでした』の視聴率が9.8%だった)

近年のこのようなネット配信サービスの動向は、今後の番組制作に大きな変革をもたらすかもしれません。
これからの番組制作が、テレビ局などの放送媒体主体ではなく番組制作会社主体になっていく可能性も考えられるのです。
ドラマの例にして説明すると、今まではテレビ局が予算を出し番組制作・放送を行っていましたが、これからは制作会社が主体となってドラマを作りまたは企画し、放送したいところに自由に買ってもらうように変わっていく可能性があります。
制作会社的には、高いお金を出してくれるのであれば、それが地上波のテレビ局であろうが、衛星放送だろうが、ネット配信会社であろうが関係はありません。
もし、このようなに放送側と番組制作側が完全に分離できれば、視聴率にこだわりのない番組作りができ、番組内容が良い意味で変わる期待がもてます。
また、来週最終回を迎える『めちゃ2イケてるッ!』も、フジテレビで終わった後にTBSで放送されるみたいなことができるようになるかもしれません。

特に、海外でも人気が高い日本のアニメなどは、放送の形態をどんどん変えていったほうが良いと思われます。
例えば、明日最終回を迎える『ドラゴンボール超』は、メキシコで街頭中継をするかどうかについて権利上の問題で揉めているそうですが、そもそも『ドラゴンボール超』をテレビ媒体で放送するのが最良な判断なのでしょうか?
『ドラゴンボール超』は海外のファンがとても多いことで有名なのですから、言語人口の多い言語(英語、スペイン語、フランス語など)に翻訳し、ネットで同時配信したほうが視聴者にとっても便利ですし、制作者的にも視聴者数が大幅に増えれば今まで以上の儲けになる可能性があります。
テレビ局は、動画サイトを違法アップロードの温床であると敵視ばかりしていても、現実問題は何ら解決しないということに気付くべきで、一生懸命、動画サイトに著作権侵害の問い合わせをするより、その努力をもっと他のところに使ったほうが良い結果が生まれる気がします。

『乃木坂46時間TV』のような新たな放送手法が、未だ全番組のネット同時配信に踏み切らない既存の民放各局に一泡吹かせ、つまらなくなるばかりのテレビ業界に少しでも変革をもたらしてほしいものです。

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